平成30年2月16日、17日の2日間、東京・御茶ノ水の連合会館にて、公益社団法人全国労働基準団体連合会が開催する個別労働紛争解決研修(応用研修)に参加いたしました。
応用研修というだけあって、実践的なトレーニングに重点を置いた大変有意義な2日間でした。

現在、全国の労働局・労働基準監督署の総合労働相談コーナーに寄せられた労働相談の件数は9年連続で100万件を超え、高止まりしています。多くの企業では苦情処理体制が確立されていない中、また体制があっても、その運営は企業ごとの慣行や風土、人間関係といった曖昧な基準で場当たり的に処理しようとして、問題がさらに大きくなり、結果として解決に多大な労力を要しているケースも少なくありません。

こうした実態は企業経営のみならず、労働者にとっても大きなロスとなることはいうまでもなく、全員が安心して働ける職場環境を整えることは、我々社会保険労務士の使命とも言えるのではないかと感じております。

常に研鑽をしていかなければならないと感じている中、公益社団法人全国労働基準団体連合会が個別労働紛争解決研修(応用研修)を開催していることを知りました。
今回の研修では、
①問題の争点を整理する能力
②争点ごとに事実関係を調査し、正確に把握する能力
③法令・判例や就業規則を十分熟知し、有効な解決策を見出す能力
を徹底的に磨くために、2日にわたり、6コマ計10時間の研修が行われました。特に2日目は労働者側、使用者側それぞれの立場の弁護士が登壇下さり、様々な角度からご講義いただきました。会場で行われる研修時間自体は10時間でしたが、事前に事例について考察を深めなけれならず、予習についても10時間程度の時間を費やしました。

今回はいかにもありがちな、極めて実践的な事例を多く取り扱っていただき、アプローチの仕方によって、様々な解決方法があることを深く感じました。

私自身も平成30年度は顧問先事業所の支援もさせていただきながら、顧問先以外の労働者側において、あっせん申請の代理業務も扱っていこうと考えております。
あっせん申請の代理業務を行うにおいて、個別労働紛争の解決ノウハウは必須です。今回の研修も大変有意義ではありましたが、自主的にまだまだブラッシュアップが必要だと感じました。

経営者・労働者ともにイキイキと働くことが出来る企業は必ず伸びていく企業だと私は信じております。そういった会社を一社でも増やしていけるよう、そういった会社に導ける様なアドバイスが常に出来るように今後も努力しつづけたいと思います。

八王子市の介護経営に強い社労士(社会保険労務士)よしざわ社労士・社会福祉士事務所 吉澤 努