2017年01月27日(金)東京都の九段下にある東京産業保健総合支援センター研修室で「新型うつ、適応障害、発達障害、いわゆる「グレーゾーン」とどうつきあうか、育て直しの職場コミュニケーションを考える」研修が開催され、出席いたしました。
講師は大正大学心理社会学部臨床心理学科教授で臨床心理士でもある廣川進先生でした。
昨今、特に若者において、新型うつ、適応障害、発達障害、等のいわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる人たちが急増しており、企業の労務管理においても多くの問題が出ている現状において、私もぜひ理解を深めてみたいと思い参加ました。
これらの障害は突き詰めていくと、「人としての未熟さ」に起因するのではないか、との話を受け、社会全体でこういう若者を創りだしてしまったのではないかと感じました。
少子化により、圧倒的に人とのコミュニケーション量が不足し、どのように人と接していったらよいか分からなくなってしまう状況に追い打ちをかけるようにIT機器の普及によりパソコンやスマホに向かう時間が増え、幼少期に家庭や学校で養うべき「人」としての根本部分を育てる事が出来ないまま大人になり、臆病で自信や欲望が乏しく、繊細な大人になってしまったのではないかと推測されます。
このような若者を事業者が育て直さないといけない、という現実を伺い、ただでさえ人手不足の事業所にこれ以上負荷がかかる状況に大変危機感を抱きました。
とはいえそもそも、新型うつ、適応障害、発達障害、等のいわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる人たちとどのように接していけば良いか分からないという中高年齢の管理職者にとっては、まず接し方から学んでいく事は大変重要だと思います。
いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる人たちは圧倒的にコミュニケーション能力が欠如しており、彼らを叱責しても恐らく何も良い効果は生まれないでしょう。であれば、我々年長者がどれだけ彼らを理解し、歩み寄れるか、という取り組みが最も近道だと思います。
そのような中で、それぞれの障害について、定義や症状を示して下さり、対応方法をご教示いただけたのは大変参考になりました。私もこれらの障害名は聞いたことはありますが、はっきりと理解していなかった部分が多かったので、そういうことだったのか、と納得できました。さらに対応方法、成功事例、支援のポイントや参考になる行政機関のホームページなども解説してくださり、なるほどなあと感じた事も多々ありました。
この知識を実践していくことは新たなハードルですが、知っていると知らないとでは大違いだと思うので、積極的にブラッシュアップして、顧問先様にもお伝え出来ればと思います。

八王子市の介護経営に強い社労士(社会保険労務士)よしざわ社労士・社会福祉士事務所 吉澤 努