平成27年12月3日木曜日、八王子市役所において、来年3月から始まる「介護予防・日常生活支援総合事業」の説明会が開催されました。今回は特にデイサービスに関する部分がメインの内容で、大変多くの介護事業所の方が参加されていました。
 一番気になるのは、「単位数」の部分でした。八王子市の高齢者福祉専門分科会でも具体的な数値については、これまでも説明がなかったので、ずっと気になっておりました。おそらく、どの事業者も気になっていたことだろうと思います。
 結果としては、現行の訪問介護相当、あるいは現行の通所介護相当のサービスについては、これまでの「予防給付の単位数」と変更がありませんでした。
 私個人の感想としては、「ホッとした。」という所でしょうか。これまでも、現行の予防給付の単位数に9掛けだとか、あるいは8掛けなどと様々な憶測が飛び交っていましたので、これまでの「予防給付の単位数」と変更ナシというのは「朗報」と言えるかもしれません。
 内容については、訪問介護は「現行の訪問介護相当サービス」と 「緩和した運営基準」(A)が行われることになります。
 「緩和した運営基準」(A)とは、身体介護を伴わない料理や掃除等のサービスで45分から60分程度の時間数を基準にしているものです。
 「緩和した運営基準」(A)の単位数は「現行の訪問介護相当サービス」の85%くらいの単位数になります。さらに、ゴミ出しや買い物等を行う住民主体の支援(B)も今年度中に実施予定だそうです。
 通所介護は「現行の通所介護相当サービス」のみのスタートで、身体介護を伴わない住民主体の支援(B)と理学療法士などが行う短期集中支援(C)を今年度中に実施予定だそうです。
 また、来年3月から「介護予防・日常生活支援総合事業」が始まると言っても、要支援認定者は認定の有効期間中は従来の予防給付の対象で、認定の切れる利用者から順次「介護予防・日常生活支援総合事業」に移行されるようです。
 通所介護(デイサービス)の事業者はそれ程バタバタしなくて済みそうですが、訪問介護の事業者は今後の方向性を含めて、経営内容等を少し考える必要があるかもしれません。
 介護保険制度の「右へ倣え」という考え方から独自の立ち位置を明確に意識した「介護経営」をしていく時代に突入していく感触を得ました。私は情報提供という武器を用いて、介護経営の顧問先事業者様が独自の立ち位置を明確に意識するためのアシストをしっかりと行っていきたい、あらためて感じました。

八王子市の介護経営に強い社労士(社会保険労務士)よしざわ社労士・社会福祉士事務所 吉澤 努